ティエルヴァをベースに、ヴェイガン系の機体パーツでドレスアップした強行偵察機。左半身を覆うアクティブクロークが特徴的。
情報戦に特化した仕様で、収集した情報を逐一僚機にデータリンクで共有するなど、前線での戦闘よりも一歩引いたポジショニングを得意とする。
基本武装はライフルにサーベル、バルカンと基本的な構成で特筆すべき戦闘能力は無いものの、故に高い防御力と偵察能力が際立つ。
なお過剰な性能の追加装甲の採用理由は「痛いのは嫌だから」追加装甲が左半身のみなのは「その方がかっこいいから」という激しい自己矛盾をはらんでいる。
上記の装甲が追加されたことで損なわれた機動力を補うため、背面に大型のスラスターを2基装備。
ヴェイガン系のパーツを用いた「V装備」と、偵察能力を有する「ARC装備」を使い分ける。
・武装
ビームサーベル
リアアーマーに装備された近接兵装。
出力を調整しダガーとしても運用できる。
ビームバルカンV
(びーむばるかんぶい)
近〜中距離向けの左掌の固定兵装。
ビームサーベルとしても機能する。
Vはヴェイガン(Vagan)の意。
ビームキャノンV
(びーむきゃのんぶい)
中〜遠距離に対応した高出力砲。
原型のヴェイガン系ライフル同様、優秀な装甲貫通力を持つ。
大型のセンサーと、ビットから得られる偵察情報により高い命中精度を誇る。
"尻尾"の様にリアスカートにマウントし、使用時はコネクターを介して左腕と銃身を接続する。
ショートシールドV
(しょーとしーるどぶい)
左腕に装備された小型の盾で、ヴェイガン系のパーツを使用しており電磁装甲を有する。
排熱機構を備えており、ビームキャノンの運用時にはオーバーヒートを防ぐはたらきがある。
アクティブクロークV
(あくてぃぶくろーくぶい)
左半身を覆う外套(クローク)状の追加装甲。
ヴェイガン系のパーツを使用したことで、ショートシールドと同じ電磁装甲による高い防御能力を有し、並の出力のビームであれば無力化できるが、防御範囲が左半身のみとピーキーな仕様。
ハイパージャマーV
(はいぱーじゃまーぶい)
アクティブクローク内に装備した電波妨害装置。
最大出力時には左肩の"顔"の様なパーツが露出する。
見えざる傘を代表とするヴェイガン系のステルス技術を応用し、各種センサーを掻い潜ることができるが、左半身にしか装備していない都合上、本来必要な出力の半分程度に留まっており連続使用には制限がある。
ARCブラストブースター
(あーくぶらすとぶーすたー)
背面に装備した2対の大型スラスターユニット。
基部がフレキシブルに可動することで3次元的で自由度の高い推進を実現した。
内側にARCビットを格納している。
ARCビット
(あーくびっと)
ARCブースター内に格納されているビット兵器で、本機の偵察能力の大部分を担う。
4基のビットそれぞれが2枚に分離、ツーマンセル単位で行動することで、詳細かつ立体的な情報を味方に共有する。
偵察以外に通信時の中継機としても機能する。
その他攻撃能力、防御能力は持ち合わせていないが、最終手段としてビットの自爆が可能。
VARCユニット
(ゔぁるくゆにっと)
左腕を中心としたV装備を分離し支援機とした状態。
ある程度の戦闘能力を有するが、エネルギーの再充電には本体と再びドッキングする必要がある。
またヴェイガン機の中枢パーツを利用しており、レギルスコアの様な脱出ユニットとしても機能する。
名前の由来はV装備+ARC装備、及び"VARCHAR"(可変式)の省略形。